スーパーマンリターンズ

とにかくオススメ。
まずOPでジョン・ウィリアムズの曲とスリットスキャン風の文字に感動。マジでクリストファー・リーヴ版の続きであることを高らかに謳っているよ!
あとは壮絶なネタが次々とあるので細かくは言わないけど、とにかく驚きの連続。1の時の地球逆回転でハイパークロックアップ以上の驚きですよ!
それとこのご時世では注目されがちなポイント=戦争について。「スパイダーマン」が個を守り、「バットマン」は架空の都市を守っている。で同じ監督の「Xメン」は種としての問題とか人間との向き合い方を語るようになっていて、微妙にそれぞれ戦う理由が違うのだが、「スーパーマン」では戦争があることはちょこっと語られるんだけど、スーパーマンが行える対処法、つまり解決法(答えみたいなもの)を明確に提示しないのは仕方がないところか、ま、娯楽作品だしな*1。まぁやったらやったでとてつもなくヘビィな作品になりかねないしな。忘れていませんよ、というエクスキューズがあっただけでもOKか。
ともあれ入場料分は充分に楽しめただけでなく、最初はイヤでイヤで仕方がなかったあの独特のコスチュームに目が慣れてきて、最後にはカッコイイと思っていたことも意外だったり。
とにかくイイもの見せていただきました。

*1:スーパーマンってあくまでアメリカの人たちのために戦っているという印象があり、特定の目的で戦っているという感じではなかったりするのです。広く言えば人類を守るということなんだろうけど。もちろんもしかしたら戦争を止めるための活動をこっそりやっているのかもしれないが、それはアメリカにとっての敵を倒すことになる? むむむ……スーパーマンは誰のためのヒーローなのかっていうことになってしまうかぁ