可哀想

案の定というか何というか、とあるサイトでの超合金魂 GX-31 ボルテスVに対するレビューがあまりにもキツすぎる。そりゃコンVと比べたらスマートさとか全然違うけど、成立そのものが違うのだから比べられるわけがない。コンVは(オモチャのデザインを無視して安彦さんが)アニメ用のアレンジした賜物であるわけで、いわばそれまでのロボットと同様、オモチャのことが考えられていなかったもの。それゆえ当時のオモチャから乖離してしまったわけで、結果オモチャと同じものをというリクエストを受けたのがボルテスなので、多少不格好なのは当たり前なのである(ただしボルテスは単純な形やギミックでも十分魅力あるメカを見せてくれている、と思っている。戦隊ロボと同じような魅力と言うべきか)。そんなことを知ってか知らずか、現在のスタッフが無茶して完成させたコンVと当時のもののブラッシュアップ版ともいえるボルテスを比べるのは酷なわけですよ。
まぁそんな事情を呑んで買う奴なんて少ないから、一消費者としては当たり前の意見であって、こっちの話はただの遠吠えかもしれないが……。