スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION 1 [DVD]

ようやく第1話を鑑賞。
素直な感想は……かなり難しいところ、という感じ。活躍させるべきキャラが多すぎて整理が全く付いてないというのが最初の印象。もちろんゲームやった人間が見ると想定しているんだろうが、それにしてもなぁ……といった感じなんですわ。そもそもゲームという中で、観ている人が勝手に脳内保管してアニメ作ってたようなとこに公式に映像化されたもんだから、客を満足させるのが難しいのは重々承知なのだが、ちょっとというかかなりの違和感があるんですよ。ま、それ以前にキャラが八頭身というか頭小さすぎて自己主張してないのもアレなんですけどね。だからキャラに対して「燃え」もしないし、「萌え」もしない。
で展開やキャラがアレでもメカが良ければなんとかなるだろと思っていたら、もっと凄いことに!何しろ各ロボの設定を丸々無視しているのがどういうことなのか、と問いたい。アルトや参式は空飛べないだろ!R-1も飛行不可なんだから発進時はR-ウイングの方がいいんじゃないの?とか突っこみどころ満載。ま、ゲーム上での足かせとなるべき設定だから無視してもいいって言えばいいんだけど、そこはそれ、こだわって欲しかったのです。そのおかげもあって何か無敵のロボがゴロゴロ出てきてるという印象しかなく、あんまり燃えないロボ戦がズルズル続くという悪循環。とりあえずこの先、次巻のサイバスターは確定として、ボスと謎の食通もどっかで出るだろうから、そのときヌルイことやってたら多分怒りに変わるかも……。
とりあえずスタッフが「真ゲッター」の面々なので、全体的にゲッターが抜け切れてないのもマイナスポイント。真ゲッター対ネオゲッターを作った川越監督らしからぬ、というか……うーむ……。
商品周りについてはフィギュアはともかく解説書がぬるすぎ。ゲームの解説入れるとか、もちっと考えた方がいいかと思います。誰と誰がこうして、こうなったという流れは用語解説だけでは見えにくいし、それがないのは商品としておかしいかと。
ま、きついこといっぱい書いちゃいましたが、いわゆる「まんがまつり」ノリの作品だからいいって言えばいいんですけど。ともかくそれだけ期待していたのでガックリ度も大きかったんですよ、ということで。