G.I.ジョー

12インチのアクションフィギュアではなく、'80年代のアニメやフィギュアの設定をベースにした映画。各国から招集された戦闘のエキスパートチームが世界征服を狙う悪の組織と戦う話。……と言ってしまえばそれだけの話だが、戦争アクションテイストながらもSF的ガジェットがバンバン登場する、非常に中学生的な一本。
なので問答無用で楽しめた!
特に中盤のパリ市街のカーチェイスG.I.ジョーの使う加速スーツは無骨ながらも、まんま東映メタルヒーローのコンバットスーツ的だったりするのだが(と言いつつ腕には流星ミサイルマイト付けてたりして)、あくまで強化服の域を守った演出で、ヒーロー的な演出ではないところが目新しいところで、「あぁこういう手があったんだ!」というもの。でそれ以外でもレイ・パーク演じる真っ黒なスネークアイズはあまりにもカッコヨク、イ・ビョンホン演じる宿敵ストームシャドーは意味もなく上半身ハダカをさらしたり、と多方面に向けたサービスも満点。
でラストはコブラの秘密基地を破壊するG.I.ジョーたちの活躍となるのだが、これがまた「スターウォーズ」的なド派手な映像で大量の潜水艇バトル!、さらには空中戦では「ファイヤーフォックス」ネタも入れながら……ともう何かを通り越したような振り切りっぷりに大拍手を送りたいデス!(無論G.I.ジョーたちの基地、ピットの迫力も振り切りすぎていて、もう大感動!)
あとは久々にずれまくった日本の風景が見られるのも重要なポイントかと。
で明らかに続編作る気満々なラストだったので、その辺はかなり期待しています。
ちなみに同じTOY発の映画としては「トランスフォーマー」があるけど、あっちは下ネタ中心で生々しく、こっちはべたべたな展開という区分けかなぁと。
つーことで最初は地雷っぽい雰囲気を感じていた一本ですが、結構楽しめた作品でした。オススメ!