大ショッカー、出てこいやーっ!

ということで「劇場版仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」と「侍戦隊シンケンジャー銀幕版 天下分け目の戦(3D版)」を封切り日に鑑賞。つか試写は3D版じゃなかったのでね。
なので上映前と「ディケイド」と「シンケン」の間(通常と順序が逆)、そしてラストには3Dメガネの諸注意を促すべく、シンケンの5人と士が登場。チョイ前の「スーパーヒーロータイム」でのコラボのような軽いノリ(&ギャグ)で説明してくれるのが何とも嬉しいところ(そのせいか、冬の特報はなし)。
で肝心の中身だが……。
「ディケイド」は映画ならではのお祭り、ということを今まで以上に強く意識した作品で、とにかくサービス精神旺盛なイベントムービー。今まで、戦隊よりも長い時間があるせいか、とにかく重厚な、というか独立した一本の作品をという作りだったのに対し、割り切りっぷりが清々しく。タイトル通りにとにかくライダーたちがバトルしまくっているという印象。何たって、ウルトラでさえ、何らかの戦うべき理由とか理屈、そしてそれらを丹念に見せる尺がないと揃ってはくれなかったけど、こっちはもう無条件でピンチになったら即あらわれる! という王道的演出。それがまた非常に気持ちよく、かつハッタリ度合いが高くて、大感動。なのでオッサン的にはクリティカルヒットを食らった一本。
シンケンジャー」は3Dのせいか?いつもより短いけど、その短さを逆手に取ったテンポの良さ。そして合間にキャラの特徴を挟み込んでくる手堅さが小気味よかった! その上で銀幕版ならではのお楽しみまで入れ込んでいるので、短いけど満足度は高し。
そして3Dについては、ぶっちゃけよく飛び出していた方かと。特にクライマックスの特撮パート。ロボと怪人に飛び出すべきパーツがあるので、そりゃもう飛び出しまくりと言ってイイほど。一方の本編パートは飛び出すというより、奥行き感。そもそも飛び出すべきものが画面の中にすべて収まっていないと飛び出す効果は少ないわけで、そんなカットばかりだと画はルーズになるので決してそんな画ばかりではなく……というのが正直なところかも。
なので実は一番飛び出していたのは、本編上映前の「飛び出す東映3Dアニメ祭り」の予告とか、ドルビーのロゴだったりするのは秘密。

ちなみに先日の記事で上げた宣伝用ポスターのカラー版が受注限定発売されるそうで。
http://www.dcd-shin.com/shopdetail/002000000001/
受注数によって、値段が下がっていくという合理的なシステム! ちょっと迷う。
で今年もパンフのTXT(「ディケイド」キャスト・スタッフインタビューパート)を担当させていただきましたので、そちらもヨロシクドーゾ。