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当日券が手に入ったので即、観に行くことに決定。しかし同時刻に「ゴジラ対ヘドラ」を上映していたことにあとで気付き、ちと後悔。
で、肝心の中身はあの「怪獣大決戦ヤンガリー」の監督が手掛けた怪獣映画で、「ヤンガリー」と同様、韓国映画なのに舞台はアメリカという一応海外市場を見越したものらしい。しかし、これが……(後述)。
上映前に監督と杉本彩による舞台挨拶があり、その後スタート。中身について続きをドーゾ。
いろいろ噂には聞いていたが、映像はもの凄くキャッチー。
「蛇の怪獣がある女性を狙って街中で暴れ回る」という話を軸に、蛇を悪用しようとする悪者が謎の力で飛龍や砲塔を背負った獣、それに大軍勢を率いてアメリカ軍と同等に渡り合うところや正義の蛇と悪の蛇が組んずほぐれつのバトルをするなど、見応えあり。大部分はCGだけど、とにかく派手だし。ビル街の中で縦横無尽に動き回る戦闘ヘリvs飛龍戦、戦車隊vs大軍勢はUS「ゴジラ」などでは出来なかったシチュエーションなので目を見張るものがあった。特撮面ではブラボー!
ちなみに監督自身、舞台挨拶後、客席で観ていたのだが、決してサインをもらおうとは思わなかった。
つか思えなかった。
何故かというと多くの要素を繋いでも物語が破綻しているから。まず撮りたい画(シーン)があって、それに合わせたかのような無理矢理な物語……監督と脚本を兼任したしわ寄せが多いのだ。
そもそもの発端が韓国の伝承なのに、なぜアメリカが舞台なのか? 初っぱなから、ここにぶつかってしまったため、ほとんど「?」というか強引すぎる展開で、唖然とさせられたまま物語が進行。この辺り、舞台をアメリカに限定して走りきった「ヤンガリー」とは異なるところで、韓国の良さを盛り込もうとしたからなのか、それとも最初は韓国が舞台だったからなのか、理由はわからないけど、とにかくどんな無茶も繋げてしまう「強引」さが目に付く(例えば韓国の伝説に残る青年と女性がアメリカで生まれ変わっていた!という上、ふたりを導く老師や敵も一緒に、という具合)。
それと蛇が地上に出てくる(のと撤退する)カットが無いため、主人公たち以外のモブの扱いがデタラメ。など言えば止まらないほど不満もあるのだが、まあ映像的には驚かされた部分もあるので良しとするか……と思っていたが。
「シム・ヒョンレ監督はスピルバーグでなくウベ・ボール」 | Joongang Ilbo | 中央日報
にしてもメチャクチャ酷評されてるなぁ。さらに、wikiには「ポニョ」を上回る規模での公開を望んでいたって書いてあるけど、そんなことしたらイイ笑いものだぞ、きっと。