爆裂、鎮圧

そんな隙間で一話を見る。いろいろ思うところはあるのだが、中でも一番言いたいのは、地上デジタルに対応してしまったこと(とメインアイテムであるハンマーで壊したのがベニヤ板……ってそりゃないよ。コンクリの壁ぶち抜くとか、そのくらいの勢いがないと……)。
ワイド画面になって画質も向上しているのだが、そのクリアすぎる画面がスケール感の小ささに繋がっているような。特に大火災を描くには全カット合成に、というくらいの勢いが必要なはずなのにところどころ火がないだけで、途端にボヤっぽく見えてスケールダウン。もったいないヨ、これ。実際に作れる画とシナリオのバランスが悪いというか……うーむ。かつて東映がレスキューヒーローをやっていたときは、16mmフィルムで適度な暗さがあったからまだ成立していたことをストンと見逃しているような。
せっかく白組といういいスタジオでCGをやっているのだから……いろいろもったいないなぁ。