というわけでほぼ全部リアルタイムで見ていたのだが、結局漫画とそれ以外のメディアについての明確な線引きをしていないように思えたので、そこは非常に惜しかったというか。すべての隅から隅まで石ﾉ森なんだ！と間違われかねないような気がしたのがちと惜しいところ。あとは途中の話をOAしたものについて、「続きはDVDで」とか言わずに、「残念ですが」の一言で済ませていたのが非常にNHK的。
それはともかく、特に最終夜の平成ライダーOAについては、復活作の「クウガ」と最初の衝撃作「龍騎」が流れたわけだが、それはそれで石ﾉ森原作というステップを超えて生み出されたモノ、ということで○。もちろん、アレもコレも見たいというファンは多いだろうから、というかワシ的にも「何でコレが流れない！」というのはあるし、スタジオに半田くんがいるのだから「555」じゃね？ とかあるだろうが、一番かけ離れたモノであるけど本質を描いているとか、もっとフォローがあっても良かったのだろうが。もちろん平成ライダーって連続モノだから流しにくいこともあったのだろうが（劇場版じゃ長すぎるだろうしなぁ）。
しかし、ショッカーライダーから始まって龍騎で確立した「ライダーVSライダー」の構図だが、そこは初期（あくまで偽物）→BLACK（ギリギリライダーではないっぽい扱い）→龍騎（敵も完全にライダー扱い、ただしその芽はアギトから）という解説があるとわかりやすかったような。
……といろいろ書き連ねたが、まぁこういう企画があるだけでも嬉しいので、次はライダー一本で！ でそのときは今回OAされなかったZXのOAを！
