見直す

ということで、新文芸座のオールナイトは、石ノ森先生没後10年ということで「仮面ライダースペシャル」。
上映作品は順に「仮面ライダー THE FIRST」「仮面ライダー THE NEXT」「仮面ライダー対ショッカー」「仮面ライダーV3デストロン怪人」「仮面ライダーアギト PROJECT G4」の五本。何だか年に一回はスクリーンで観ているような気もするラインナップ。だけどスクリーンで観るからこそ意味がある!……と名画座かぶれのオヤジくさいことを言ってみたり。
ともあれ、見直すことで新たな発見もあるわけで。
「FIRST」「NEXT」のコンボでは、どうしようもないまでに真面目だけど人との付き合い方が下手くそという本郷の人となりがわかったし。TV本編と並列させることで劇場版同士の関連には気付かなかったが、「〜対ショッカー」「対デストロン怪人」は根本となるプロットがまったく一緒だったし(世界を揺るがすほどの発見(もしくは発明)を巡って、科学者の家族が襲われる。それをライダーが救う)。で「PROJECT G4」に至っては、今さらかもしれないが、仮面ライダー30周年記念作と謳っておきながら、実質的な主人公である氷川=G3-Xは自身に人ではないという業を背負ってないばかりか、最終決戦では仮面すら脱ぎ捨てる。つまり“仮面”ライダーではないヒーローを堂々と描いていたことがわかったし(これって多分とんでもないことだよな)。
実に有意義で楽しい時間だったなぁ。
あ、そういえばT-JOYでは「電キバ」の上映をする模様&劇場版キバ&ゴーオンの公開は8月9日だそうな。さて今年はどんな劇場版になるのか?