スーパーヒーロータイム(2/17)

炎神戦隊ゴーオンジャー」は初っぱなからデフォルメキャラにアクション、キャラ設定、それに特撮など徹底的に子ども向けにこだわった、という印象(もちろんそれだけではないだろうが)。その辺のブッちぎりっぷりは、おそらくシリーズ最速での変身とか、特撮パートの尺の長さなどにあらわれているような。悪い奴らを正義のヒーローがぶっ飛ばすという単純な構図を素早く伝えていた、と思う。で、その特撮も(早朝OAされたメイキングでも言っていたが)CGに頼るのではなく、あえてミニチュアという選択。やっぱ疾走するマシンはミニチュアだよな! 表情の変化も面白いし、懐かしさもありつつ、ピンポイントのCGが効果的だったのがナイス。変形する敵メカもよかったし、ハイビジョンに対応させてか新撮されたビル爆破もよかったし、とにかくお腹いっぱい。まぁモチーフから映像まで「カーレンジャー」に似ているというのは、ある意味正しい先祖返りなのだろうが、あのくらい楽しいヒーローものをという心意気なのかなと。
にしてもブラックとなるべきキャラがあまりにも悪い顔しすぎているので、次回本当に仲間になるのか不安でならない。これがライダーだったら間違いなく最後まで敵役だよ。あとはマシンワールドにデカマシンがこっそりいたことに微笑。
これだけはっちゃけたゴーオンと対照的に、「仮面ライダーキバ」はどんなに音也がヘンなことをしていても落ち着いた風に見えるから不思議。まぁ差別化は必要だろうし、しかもライダーは人知れず戦う単体ヒーローだしな。で、本日はガルルフォームのお披露目。口に剣を咥えるというまた新しいことをやってるな〜と(ちゃんと口開いていたし)。派手なフォームチェンジはこれまたバンクのようで、必殺技も含めてここまでバンクを取り入れるのは珍しいかも。にしても鬼神覚声には驚いた。が、しかしガルルさんの出番の少なさにはもっと驚いたが……まぁこれからでしょう、これから。まだ顔見せだしな。