東映の歴史とは?

今日の「相棒」で大滝秀治が犯人役でゲスト出演。この枠の先祖として「特捜最前線」があったわけで、そう考えると感慨深いゲストかと。
そんな中、今日GETしたのがコレ。

東映特撮ヒーロー THE MOVIE BOX【初回生産限定】 [DVD]

東映特撮ヒーロー THE MOVIE BOX【初回生産限定】 [DVD]

懐かしの「東映まんがまつり」(及びその前身となった子供向け興行)で上映された特撮関連作品(戦隊とライダーと版権がメンドイアレをのぞく)を集めたDVD-BOX。TVシリーズのバラ売りでは入らなかったものもいくつかあるので、いつかは……思っていたがようやくまとまったというところ。しかもいわゆる変身ヒーローだけでなく、丹波哲郎氏も出演していたレアなスパイアクションにして「キイハンター」や「Gメン'75」の元祖ともいうべき「スパイキャッチャーJ3*1や「柔道一直線」なんかも入っているので、実はOP集に次いで、東映そのものの歴史を俯瞰できるようなアイテム(これを機に、LDで出ていた実写ドラマのOP集もまた出して欲しいのだが……)。
再編集ものが多いのだが、やはり気合いが入っているのは劇場用新作。とはいえ「ザ・カゲスター」や「飛び出す立体映画イナズマン」あたりはズッコケ度も大きいのだが、それもまた味。ビバ!大らかな'70年代の空気!!といったところだろう。
でもってこの立体映画もある意味レアなDVD化かと。そもそも赤青のメガネをかけてという、一見怪しげな技術をよりによって劇場版という晴れの舞台で使うというのはイベント性もあるだろうが、「メガレンジャー」でミニチュアではなくCGによるメカアクションを取り入れたのや「仮面ライダークウガ」で撮影機材にHDを投入したのにも通じる新しい技術をどん欲に組み込んでいく姿勢と変わらない……というと言い過ぎか。
とにもかくにも戦隊やライダーの影で埋もれがちな単発路線をまとめてみられるのである意味お得な一品です。
とはいえ歴史的な見方をすると、もともと劇場版がないので収録しようがないが特撮面ではエポックでもある「ジャイアントロボ」が入ってないのは寂しいなぁ……。

*1:ところどころに特撮が使われていて、有名なコルベットの飛行シーンの他、カーアクションなんかもミニチュアでやっている。それがモノクロだったりするのでまた本編との馴染みがいいんだよなぁ