わたしたちの教科書(6/21)

いよいよクライマックス!……だけど腰抜けな天道さんに対して、優しさの欠片もないミライが……。
というお約束ネタはともかく、いじめという潜在的な悪行を暴力で対抗というか屈服させてきた副校長の息子(あげく傷害犯に)。出所しても相変わらず、母親の学校でまたもそんなことをしようとする……というのが大まかな流れ。ある意味、正義の味方*1なんだけど明確に守るべきものがないままに行動しようとしているので、ただの暴れん坊というか通り魔。ゆえに襲われた方はポカンとしてしまうという次第。
ただこれすべてを否定出来ないんだよなぁ。いじめっ子を殺そうという気持ちはわからないでもないが、どういう結論でこのドラマはこれを収めるのか? 裁判を通して描いている(自殺後に残された)学校と生徒のいじめへの向き合い方も重要だが、むしろこっちの方がポイントのような気がする。
いやぁ「龍騎」とかの頃にOAされていたらいい比較対象だよなぁ、これ。

*1:悪いモノに対して、正義を振りかざして鉄槌を下す。言葉で書くとヒーローものと変わらない文章になるなぁ。やっぱり正義が誰のためにあるモノかというのは難しいデス