ゲゲゲの鬼太郎

公開初日に行ってみる。上映直前の予告が「電王」だったのが、そういう客層に向けた映画なんだな〜と再確認。一見フジテレビ映画のように思えるが、実は松竹企画・製作だったことに驚き。おなじみの主題歌が小池徹平によるものだったり、大泉洋演じるねずみ男竹中直人(月ドラ版ねずみ男!)が軽く共演していたり、とこれまでの松竹らしからぬ面白いことをやっていたりして。
とはいえ中身は……ぶっちゃけもっとアクションが見たかった。VFXはいうほど凄いモノではないのがガックリというところ。いいところといえば田中麗奈猫娘くらいか。それといろいろ妖怪が出ていて、声のキャストもそれなりに揃えているのだが、印象薄かったり……。何より物語としてのカタルシスが一切無いことが致命的。その緩さが「鬼太郎」なのかもしれないんだが、映画としては×。あとエンディングのダンスは蛇足以下。ある意味、一番面白ポイントに成り得たモノを音楽とのマッチングがまったくもって駄目で、逆にひく。戦隊のエンディング見てやり直した方がいいよ、これ!とか思ったり。
そういや「響鬼」以前に高寺Pも映画企画を進めていたらしいが、そっちの方が見たかったかも。