WoO(←書きづらい)

生物彗星WoO」を思い出したように見る。初のハイビジョン特撮ドラマと言っているが、じゃあハイビジョン制作の「仮面ライダー響鬼」はどーなのよ? 同じ24pのカメラを使っている「仮面ライダーカブト」は? という疑問を抱きつつ、である。雑誌などでそのデザインを見たときに驚かされ、正月の特番を見ていたときは過去の作品の面白さを再確認させられたのだが、果たしてその中身は……。
絶句&爽快感一切無し。
主人公の目の前で友人が怪獣に喰われていくとかってあり得ねー。ここまでエグイ“ジュブナイル*1ってあるのか?
いろいろあって政府の機関から追われることとなる主人公の女の子がこの先どんなことで立ち直っていくのかって……このままで行くなら、普通の神経じゃ考えられないです。一体どこへ向かうつもりなんだ、これ。日曜の夜7時30分に放送する内容じゃないと思う。
その辺のキツさやえげつなさは最近のライダーも……と言うかも知れないが、少なくともエグイ表現は無かったはず*2。少女を通して「何か」を描くにしてはマジでキツイ内容だと思う。
あと特撮についてもせっかく鳴り物入りで高速撮影が使える! とか言ってる割にはフィルムの高速度撮影のような滑らかさは感じられず……まぁどういう結果であろうとも、それ自体を使うことがミッションなんだろうけど……。
中途半端にリアルな方を向かずに、いっそ振り切ってファンタジーな世界を描いて欲しかったです(まだ終わってないから言い切るのはあれかもしれんが)。

*1:というふうに思って作っているらしい。だが状況がエグすぎて……ジュブナイルってもっと優しい物語の意味だったような気がするが、それも気のせいか?

*2:しかも人物描写がリアルな方面ではなく誇張する方に振られているので、ある意味クッションになっていてフィクションとして捉えやすい、と思う