CMフォーマット

マックスの番組フォーマットがちょっと変わっていた。
アバン→OP・前提供→CM→Aパート→CM→Bパート→CM→Cパート→予告・後提供……という具合。エンディングが無くて、ドラマの間にCMを一回増やして、Cパート終了と直結させて予告などを入れてすぐ終了という、今までにないちょっと変則的なもの。
特撮作品としては変則だけど「TV番組」のフォーマットとしては正解、なような形だったりする(多分)。なぜなら、番組の時間枠の最初から最後まで視聴者を引きつけることが出来、それにより(ほんのちょっとでも)視聴率アップが見込めるからだ。何も気にしていないとエンディングや予告なんていうのはオマケであって、チャンネルを変えてしまうチャンスでしかない。それを防ぐためにドラマでギリギリまで引っ張るというフォーマットなのであろう*1
がしかし、これはあくまで普通のTV番組としての考え方であって、マーチャンが深く関わった特撮番組でやるべきことかというとまた難しいところ。なぜならそここで流れるCMの商品は、CM以上にドラマを見ることによって欲しくなるものだからだ。
その番組を見て、格好いいと思うだけで、その商品があることを知らされないまま、次週以降まで持ち越されてしまう危険があるわけだ。だけど今の世の中、そこまで心配することないだろう……っていうことで、このフォーマットになったのかなと。
でもドラマが終わった後、すぐにCMが流れる方が欲しくなる度はがぜんUPすることは間違いない。見たことがないもののCMより、見たばかりのもののCMの方が効果があるということなのだ。ちなみに東映作品はほぼこのパターン、というかむしろそこを最大のアピール場所としてわざわざぶつけてきている(多分、明日のマジレンではマジランプとか流れるんだろうなぁ)。

*1:視聴率というのものは時間枠の頭から最後までの平均で算出される。それゆえゴールデンタイムの番組は時間枠の頭からお終いまで、何かしら視聴者を楽しませようとする工夫をしている。例えば提供スポンサー紹介後の5秒くらいで見せるちょっとしたネタで引っ張る「めちゃイケ」なんかはそのいい例