封印作品の謎

という本を読んだ。イヤなんとも言えない、読後感。
これまで触れられなかった(もしくは触れてはいけない)作品群について、その裏側やそうなった経緯を関係者への取材などで証していくというルポもの。
こういった「世界」を知らないからとはいえ、よくぞ書ききったなという感じで、セブン12話や怪奇大作戦24話について、真面目に円谷プロにあたるところなんざ、非常に勇気の要った行動だと思う。そのため「待ってました」という種のものなのだろうが、逆になんだかなぁと思う次第。それがどこから来るものなのか……難しいところなのである。ゆえに自分的にはちょっと微妙。否定はしないが肯定もしないといったところ。